自分は海外移住をする前に、日本でのサラリーマン生活を辞めてバックパック1つで、世界を約1年半周わった経験がある。
いわゆる世界一周だ。
この決断をするまで様々な葛藤があったが、今になって振り返ると本当に世界一周をして良かったと思っている。
しかし、日本でバックパッカーとして世界一周をすると言う計画を語ると・・・
「世界一周をしたことがない人」から、この様な雑音を聞く機会も少なくない。
そして、この様な雑音から世界一周への旅を躊躇してしまう人も多くいる。
そこで今回は、自身の世界一周の体験を振り返って、自分が世界一周の旅をすることで得たものについて語っていこうと思う。
世界一周をして見たいけど、その一歩が踏み出せない人への参考になれば幸いだ。
目次
世界一周体験談!旅をすることで得た4つのもの
世界一周を体験したことで得たものはたくさん存在するが、その中でもその後の人生に大きく影響したものは4つある。
これだけでも十分「旅をすることの意味」はあるはずだ。
次から具体的に、世界一周のバックパッカーの旅で得たものを紹介していこう。
その1 いつでも会いに行ける世界中の友達
旅をしているとホステルや観光名所で、バックパッカー同士で仲良くなる機会が多々ある。
特に共有ドミトリーなどでは、一緒の部屋になったバックパッカー達と仲良くなり、それから一緒にお酒を飲みに行ったり、観光したりと仲を深めていくチャンスはたくさんだ。
もちろん、関係はそこで終わりではなく、その後、相手の国に遊びに行ったり、たまに近況を報告するメッセージを送りあったりと関係はその後も続く。
この様に、交友関係の範囲が世界中に広がるわけだ。
例えば、自分の場合は、ブラジルに住む友人と休みを合わせて、ヨーロッパを一緒に旅行したりと付き合う友人も行く場所もグローバルになった。
今はFacebookやInstagramなど、世界共通のSNSが充実しているので、どれだけ物理的距離が離れていても瞬時に連絡が取れる。こういうツールが国境という概念を取り払うのに一役買っているのは間違いないだろう。
ちなみに自慢ではないが、今年の自分の誕生日にFacebook経由でお祝いメッセージをくれた友人は延べ15カ国。全員、この世界一周中に出会った友人達だ。
その2 英語の上達
自分は世界一周をする前のTOEICのスコアはは500点台だった。
しかし、旅が終わったあとには、受験したTOEICでは800点台後半まで上達している。
この英語力の上達も世界一周の旅で得たものの1つだ。
世界を旅していると英語が通じない場所もたくさんあるが、バックパッカーの共通言語はやはり英語になる。
残念ながら、世界一周をするだけでは英語は上達しない。しかし、各国からのバックパッカーと英語を話す機会は山ほどあるので、やり方や意識次第では英語を大幅に上達することができるのだ。
英語が上達すれば、帰国後に再就職する場合でも大きな武器ともなる。
その3 忘れられない出会いや絶景の数々
世界一周中では、日本では考えなれない絶景の数々や地元の人との交流があった。
アメリカの大自然、サハラ砂漠の夜の満天の星空、ヨーロッパの美しい街並み、中東の国々の壮大なモスク。
そして世界を周ると絶景だけでなく、その国の人との交流も忘れられない思い出になる。
南米のボリビアではホームステイをしてスペイン語を学び、イランでは地元の人の家に泊めてもらいながら、イスラム教の文化や風習を教えてもらったり、アメリカではキャンピングカーを借りて大陸を横断したりと何れも日本にいるだけでは経験できないことばかりだった。
世界一周の体験は、ただの思い出づくりではなく、このような出会いを通じて、日本で育って築き上げていた「価値観」や「常識」を改めて考えさせられるのもが大きな醍醐味だと思う。
その4 幅が広がった自身の価値観
世界一周の中で、文化や習慣が違う人たちと交流し、日本の「常識」や「当たり前」に縛られない考え方が出来るようになり、価値観や考え方、生き方の幅が大きく広がった。
日本では当たり前とされる人生、いわゆる「レール」から降りることに迷いがなくなり、このブログのタイトル通り「世界のどこでも生きていける」と感じられようになったことは世界一周をしたからこそ得たものだ。
この経験が現在、海外で暮らしていくで大きな財産になっていることは間違えない。
世界一周はただの遊び?
世界一周について、時々聞かれるのが・・・
という声だ。
自分は、そういう人間には「遊びの何が悪いの?」と返すようにしている。
日本では「遊び」は甘え、自分にとってプラスにならないことと定義されることが多々ある。実にナンセンスだ。
自分が今の会社に入社する時に、人事からこんなことを言われた。
日本の文化を良く知ってるなと関心もしたが、そう、海外では有休を全部消化して全力で「遊んでいる」のだ。
世界を周っている中で出会ったヨーロッパや南米出身のバックパッカー達は、みんな、仕事を辞めることなく、2週間から1ヶ月のバカンスを取って世界中を旅行していた。
世界では「遊び」も「仕事」も全力で行うのがトレンドだ。
「苦労は買ってでもしろ」という言葉に代表されるように「つらい経験」しか自分の成長や財産にならないなんて価値観や考え方は完全な時代遅れ。(もちろんそういう経験が人生で必要になってくるのは否定しない)
そのようなことに気づけたのも世界一周に行って良かったことの一つだ。
結局、世界一周の経験を意味あるものにするかどうかは、その人本人次第なのだ。
コメントを残す