以前EXILEのAKIRAさんと台湾の女優・林志玲さんが結婚を発表し、自分の住んでいる香港も含めて、アジアで大きな話題となった。
かく言う自分も現在は、香港人である妻がおり、その前は中国・上海出身と台湾出身の女性、それぞれ2年程交際をしていた。
Facebookを通じて出会い、結婚までに至った日本人男性と台湾人女性の国際カップルの話が映画化されたのも記憶に新しい。
在留外国人の増加や国際的な英語教育の早期化、国際恋愛専用のアプリの出現など、これから上記の様な国際恋愛はますます増えていくだろう。
では、そんなボーダレスな現代で日本人男性がモテる国とは、一体どこだろうか?
ググると「日本人男性がモテる国ランキングTOP10」の様なものが多く存在する。
しかし、これらは個人の体験談に基づいて作成されているのがほとんどで、汎用性に乏しい。
では、なるべく多くの日本人に当てはまり、論理的に説明が可能なモテる国はないのだろうか?
そこで、今回は世界50か国を旅した自分が、様々な統計データ等やその国独自の事情を考慮し、論理的に考察することで「日本人男性がモテる国」はどこかを真剣に考えていきたい。
モテる国を考察する前に
どの国の女性も恋愛において、相手に求める条件というものがある。
それは価値観や趣味の一致と言った定性的なものから、年収や身長と言った定量的なものまで様々だ。
相手の年収に年収1,000万円を希望している女性に、年収300万円の男性がアプローチするのは無理があるし、インドア派の女性とアウトドア派の男性が恋愛するのも難しい。
だが裏を返せば、一般的な日本人男性が持ち得るスペックが、ある国の女性の求める条件と合致すれば、その国でモテる可能性は大いにあるということだ。
日本人男性には、他国の男性にはない、日本人男性のみが持ち得る「スペック」が存在する。
これらを把握して戦略を練れば、恋愛市場で有利に進められることは間違えないのだ。
モテる為に必要とされる日本人男性のスペックとは?
次は日本人男性が持っているスペックについて考えてみたい。
モテる為に必要とされる、日本人男性が持っているスペックとは何か?
それは、以下の4つが挙げられる。
・経済力があること
・日本語が話せること
・漫画やアニメなどポップカルチャーが海外で人気があること
「日本人男性がモテる国」は、これらの日本人としてのスペックに加え、その国独自の国内事情などが絡み合う複合的な理由が存在する。
そうしたものをきちんと頭に入れて、海外に行けば、モテる確率も格段に上がるのだ。
では、次から具体的に「日本人男性がモテる国」を具体的に見ていこう。
アジア人であることで日本人男性がモテる国!
対象国及び地域:南米全般
Kpopのおかげで、南米はアジア人男性の人気が急上昇中!
近年、南米の女性の間では、韓国の音楽K-POPが大ブームとなっている。
南米の国々を歩けば、若い女の子達がストリートでK-POPダンスを踊り、街の露店では様々なK-POPの関連グッズが売られている。
K-POPのアイドルが南米でコンサートを行なうとなれば、数時間でチケットは完売。17年に韓国の大人気男性グループ「防弾少年団」(BTS)がチリで行なったコンサートでは、1万2500席分のチケットが2時間で売り切れた。
そんなブームが後押して、南米の女性の間ではアジア人男性の人気がかつてないほど高い。
正確に言うと、日本人男性だからモテるのではなく、アジア人男性の1人としてモテるということになる。
日本人から見れば、同じアジアでも日韓の見分けはつくが、南米の女性からみれば、日本人でも韓国人でも中国人でも同じアジア人として見え、その違いを判別するのは難しい。
日本に一定数いるであろう白人好き女子に例えると、彼女達は白人が好きなのであって、それがアメリカだろうがカナダだろうが国籍は関係ない理屈と同じことだ。
中国はビザの関係で南米への旅行者はまだ少ない。南米女性のアジア人需要に対して、当分は韓国人男性がライバルとなるだろう。
南米は簡単に訪れることができる距離ではないが、アジア人男性の少ない南米で日本人が歩いていれば・・・
このように積極的でノリの良い南米女性から、声をかけられることは日常茶飯事となるだろう。
自分達がアジア人というバックグランドを利用すれば、アジア人好き南米女性にモテまくることは間違いない。
【関連記事】日本人男性よ!海外でモテたければ南米へ行くのだ!
経済力で日本人男性がモテる国!
対象国及び地域:ベトナム フィリピン
日本在留者率が高いベトナムとフィリピン
以下のデータを見て欲しい。2018年時点で日本に滞在している外国人の数とその国の人口だ。
「10万人あたりの日本在留者」の韓国人の数が突出しているが、これは在留人数のうち在日韓国人等の特別永住者が29万人に程含まれている。
その影響を除くとフィリピンとベトナムがいかに突出しているかがわかるだろう。
フィリピンは長年、日本政府がフィリピン人女性を接客やダンサーとして興行ビザを発行して、日本に呼び寄せていたことが大きい。
ベトナムに関しては昨年度比で11%も増加。その在留者の多くは留学生か技能実習生であり、今後も増加が続くと見込まれる。
技能実習生に関しては国内外で批判も多いが、それでも高い収入が得られるということで、この2か国の日本に対する関心は非常に高いのだ。
変わるフィリピン人女性との出会い方
下記は在留外国人と国際結婚数(日本人男性と外国人女性)のデータだ。
「日本在留者10万人あたりの国際結婚数」はフィリピンが突出して高い。多くのフィリピン人女性が結婚という形で日本に在留していることを表している。
これは興行ビザで来日したフィリピン人女性と日本人男性が、パブなどで出会って結婚したというイメージを持つ人も多いだろう。
10年ほど前までは、このような出会い方が多かったのは確かだが、現在の双方の20代同士で多く見られる出会い方は「フィリピン留学」や「オンライン英会話」だ。
英語の重要性が日に日に高まっている現在、20代や30代の日本人の中では、近くて安いフィリピンへの英語留学や自宅に居ながらフィリピン人と英会話ができるオンライン英会話を受講する人が増えている。
まだまだフィリピンより高い経済力を持つ日本人男性。日本人が苦手とする英語を流暢に操るフィリピン人女性。
お互いがWin-Winな関係になれるので相性も良く、フィリピンへの英語留学中に、色恋沙汰の1つや2つあったという日本人男性も少なくない。
今後、日本人男性 × ベトナム人女性の国際恋愛が増える!?
ベトナム人女性との国際結婚数のデータはないが、技能実習生に限ってみても以下のようにベトナム人在留者は増加傾向にある。
今後、コンビニで働いているベトナム人女性に一目惚れで恋愛。そして結婚。このような日本人男性が増える可能性は非常に高い。
一方お隣の国、韓国に目を向けてみると韓国人男性との国際結婚の相手として一番多いのは、ベトナム人女性だ。
日韓とベトナムの間にはまだ大きな経済格差がある。そのため、豊かな国で働くことを夢見て、懸命に努力しているベトナム人女性がたくさんいるのだ。
今でこそ、その経済力故に多くのベトナム人女性が、日本にも日本人男性にも関心を持ってくれている。
しかし「現代の奴隷制」と呼ばれる技能実習制度が続けば、日本とベトナムの経済格差が縮小するにつれて、日本人男性への興味も確実に薄れていくだろう。
経済力もない上に、暴力を振るう。そんな男がモテる訳ないからである。
日本語で日本人男性がモテる国!
対象国及び地域:台湾 韓国
日本語が人気な外国語である台湾と韓国
日本人にとって「日本語を話すことは特別なことではない」と思うかもしれない。
しかし、この「日本語を話せる」というのが、国際恋愛市場で大きなスペックになることに、多くの日本人男性は気づいていない。
外国語を勉強していると、その言語のネイティブスピーカーと友達になりたいと思うのが自然だ。
つまり、日本語を勉強してる外国人女性の間で、日本人男性はモテる可能性が大いにあるということなのだ。
では、日本語学習者が多い国とはどこであろう?
2015年の「日本語学習者の数」を見てみると・・・
一番多いのは中国だが「10万人あたりの数」で見ると、日本の占領下にあった歴史も関連してか、台湾と韓国が高い数字となっている。
この2カ国にとって、アニメや漫画の影響も手伝って日本語は人気の高い言語なのだ。
しかし、多くの日本人にとって、外国語の勉強と言えば英語になる。中国語や韓国語を習う日本人はまだまだ少ない。
ここに大きなブルーオーシャンが存在するのだ。日本語ネイティブと仲良くなりたいと思っている台湾人女性や韓国人女性は実は多い。
台湾人女性や韓国人女性と仲良くなりたいなら、クラブやTinderなどで出会うより、現地の言語交換(ラングエッチエクスチェンジ)のパーティや、言語交換アプリ・Hello talkなどで日本語を学んでいる子を探せば、一気に距離を縮めることができる。
自分もこの方法で彼女が出来たので、一定の再現性はあるだろう。
ポップカルチャーで日本人男性がモテる国!
対象国及び地域:香港
子供の頃から漫画やアニメに親しんでいる香港人女性
中国本土では長らく日本のアニメや漫画が禁止されていたが、香港では日本のアニメや漫画に触れる機会が多い。
アニメに関する大規模なイベントも頻繁に開催され、日本の漫画専門店もある。
そのため、香港には日本の漫画やアニメといったポップカルチャーに親しんでいる女性がとても多いのだ。
さらに日本人男性との国際恋愛に発展しやすい可能性を後押しする香港独自の事情が2つある。
それは「海外移住をしたい若者の増加」と「独身女性の増加」だ。
海外移住をしたい香港の若者達
香港中文大学香港アジア太平洋研究所が実施した調査で、「機会があれば移住したい」と答えた18〜30歳の香港人は51%に上る。
移住の理由で最も多かったのは、政治的混乱と住宅環境の悪化だ。
香港は「一国二制度」として高度な自治が保障されているが、それが中国の巨大化と共に揺るぎ始めている。
中国政府の香港への干渉が年々強まっており、香港の現在の自由が将来も約束される保証がない。
さらに香港の住宅は世界一高く、その金額は平均年収の21年分という調査結果がある。
※東京は年収の7〜8倍とされる。
住宅の値段が高すぎて手が出せず、結婚しても親と同居という夫婦も少なくない。
このような理由から、未来に希望を見いだせず、移住したいと考える香港の若者が増えているのだ。
増える独身香港人女性たち
さらに香港では結婚できない女性の数が増加しており、社会問題にもなっている。
元々、香港では女性の数が男性より多い。その事実に加え、中国人女性を結婚相手に選ぶ香港人男性が増加しているのが、独身女性の増えている理由だ。
香港人男性の間では、中国人女性は「優しくて大人しい」というイメージあるらしいく、気が強いイメージがある香港人女性より人気がある。
結婚相談所でも男性が女性の半分しか集まらず、集客に苦労しているという話も聞く。
日本人男性にもチャンスあり!?
このような事情から、恋愛対象として外国人に目を向ける香港人女性も非常に多い。
日本政府観光局によると2018年に日本を訪れた香港人観光客は220万人となっている。香港の人口が740万なので、1年で約3人に1人が日本を訪れた計算だ。
これは訪日外国人観光客の中ですば抜けて高い数字になる。
これらのデータが示す通り、漫画やアニメ見て育ち、日本好きでシングルな香港女性は大勢いる。
個人的には日本人男性にとっては、かなりのチャンスだと思う。
現に自分の周りでも前述のHello talkなどの言語交換アプリ(注:念の為言っておくが、出会い系アプリではない!)で知り合った日本人男性と付き合っている香港女性が3人もいる。
ただし、日本の漫画やアニメといったポップカルチャーが好きな香港女性は、香港のナイトライフの聖地・蘭桂坊(ランカイフォン)には、あまり生息していないことだけは断っておきたい。
男性不足で日本人男性がモテる国!
対象国及び地域:タイ
もはや経済力ではモテない!?
タイと言えば、多くの日系企業が進出し、伝統的に日本人男性はその経済力格差から、タイ人女性からモテると言われてきた。
しかし、現在の若いタイ人女性は少し事情が違う。
タイの首都バンコクのGDPや物価は、日本の地方都市と変わらないレベルまで来ており、ひと昔前のような「経済力」だけをものにして、日本人男性がモテる時代も終わりを迎えようとしている。
だからと言って日本人男性が、恋愛対象外となったわけではない。
現在の若いタイ人女性の間では「経済力」以外の部分で、日本人男性がモテる要因が存在するのだ。
増える訪日タイ人観光客
経済成長を遂げたタイでは、海外旅行に行く中間層が増加。その人気旅行先の1つが日本だ。
毎年10%以上の伸び率を誇るタイ人観光客は、18年に100万人を突破している。
タイは熱帯に属しており、年中気温が高い。そのような場所に住む若いタイ人女性の間では、日本や韓国などでコートを着て観光するのが一種のステータスとなっているのだ。
男性不足で悩むタイ人女性
このように日本に興味を持ってくれる若いタイ人女性が多い中、日本人男性がモテるタイ独自の国内事情がある。
それは香港と同じく男性の数が少ないことだ。
元ニートがゆるく海外移住した結果というブログに面白い記事があったので、そのまま紹介させていただく。
・タイ人男性の平均年齢32.1歳、タイ人女性の平均年齢33.3歳
・レディーボーイ(おかま)は1千万人
・50歳以上の男性は750万人
・20歳未満の男性は650万人
・何かしら障害がある男性は100万人
・刑務所にいる男性は120万人
タイの人口6,900万のうち2,600万は、タイ人女性から恋愛対象にならず、21歳から49歳の女性の間でカップルになれる割合は1/73(1.3%)ということを説明したものになる。
この数字自体は少し盛りすぎな感も否めないが、タイでは男性不足から、タイ人女性は恋愛対象として外国人に目を向けるという国内事情は香港と同じなのだ。
ライバルは韓国と中国!?
このようなタイ人女性の外国人需要の中で、ライバルとなるのが中国人男性と韓国人男性だ。
「タイに多く住む欧米人男性はライバルにならないのか?」という意見もあると思うが、彼らはライバルになることはない。
欧米人男性が好む女性の容姿とアジア人男性が好む女性の容姿には、大きな隔たりがあるからだ。
例えば、外国人男性が集まるタイのゴーゴーバーでは、その容姿の好みの違いをきちんと理解しており、欧米人男性をターゲットにした店とアジア人男性をターゲットにしたお店では、女性の容姿が全く異なっている。
そのため、好みが違う欧米人男性とは「パイ」を奪い合うことはないのだ。
しかし、10年ほど前までだったら、日本人男性の一人勝ちだったこのタイ人女性を巡る争いも、近年のタイでのKpopや韓流ドラマの人気、日本人以上にお金を持っている中国人観光客の増加(中国ではタイが一番人気の渡航先)で、三つ巴の戦いとなって来ていると言っていいだろう。
最後に
以上の日本人男性がモテる国をおさらいすると以下の通りになる。
経済力でモテる → ベトナム、フィリピン
日本語でモテる → 韓国、台湾
ポップカルチャーでモテる → 香港
男性不足でモテる → タイ
冒頭でも述べた様に、今後、日本人と外国人の国際恋愛は、間違いなく増加していく。
日本国内にいても、外国人女性と出会う機会は多いだろう。
日本人男性が他の外国人男性には持ち得ないスペックというのは、今まで挙げた通り間違いなく存在する。
そして、その「日本人としてのスペック」に加え、「他人が持っていない自分だけのスペック」を掛け合わせたものが国際恋愛市場で戦う武器となるのだ。
「他人が持っていない自分だけのスペック」とは、日本人女性では短所になりそうなことでも、外国人女性相手には長所になることもある。
日本人としてのスペック × 自分だけのスペック = 国際恋愛で戦う武器
そしてこの武器が「どこの国の誰に求められているか?」を考えて、適切にアプローチしていけば、外国でモテることは容易いのだ。
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