元ニートが海外移住をした3つの理由

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自己紹介をしよう。自分は海外で働いているアラサー日本男児のJohnny(ジョニー)だ。

 
日本から海外移住し、アジアのどこかでサラリーマンをしている。

 
自分の経歴を簡単に説明すると、高校卒業後は地元の大学に進学するも友達が出来ずに半年で中退。

大学で友達がいない!辛くて中退して後悔した2つのこと

2020年3月19日

 
その後、家でファイナルファンタジーやドラクエなどのRPGに現実逃避する。1年に渡る引きこもり・ニートを経て、その後、華麗にフリーターに転職。さらに一念発起し大学受験に再挑戦。現役生から3年遅れて都内の大学に再入学。

引きこもりニートが大学受験!目指せ人生逆転!!

2020年3月24日

 
大学4回生の時には、売り手市場と言われる好景気の中で44社連続で就職面接に落ちる。

 
さらに追い打ちをかける様に、当時付き合っていたカノジョに浮気をされる。

三浪私立文系でも就活で大手企業に内定した話

2020年3月25日

 
この時に日本という国では、一度レールから外れたら戻るのは非常に困難だということを実感。

 
その後、なんとか所謂、大企業に入社するも社会人5年目の時に、上司のパワハラと月120時間以上の長時間残業によりうつ病を発症。休職を余儀なくされる。

長時間残業とパワハラでうつ病になった話。そして休職へ…

2020年3月28日

 
なんとか数ヶ月で復帰するも社会人6年目の時に逃げるようにこの国を出て世界放浪の旅に出る。

30代で海外移住!うつ病社畜サラリーマンが世界へ

2020年3月31日

 
その後、1年半の間、世界を周り、様々な国や文化や価値観に触れ、アジアのとある都市に移住。

 
そんな自分が日本に帰らず「何故、海外移住をしたのか?」。これから、その理由を大きく分けて3つ紹介しよう。

1.日本人がマイノリティという環境で勝負してみたい

世界中を旅している時、現地で同じバックパッカー同士で仲良くなり、一緒に飲みに行ったり遊びにいったりとすることが多々ある。

 
その中で、日本人が自分だけということケースが良くある。(ちなみに当時、英語はまったく喋れない)

 
日本人が自分だけという環境だとどういうことが起きるか?

 
周りの外国人は自分の一挙手一投足を日本人特有のものとして見てくるのだ。

 
つまり、自分のちょっとした言動=日本人としての言動なので、自分のひとつひとつの言動に、ものすごい責任感が伴ってくる。

 
このようなある意味アウェーであり、自分がマイノリティという環境は、日本では決して経験できないことだ。

 
そうした環境で、自分のアイデンティティを意識しながら生活すると、自分の発言や言動にも責任が芽生え、さらに自信が生まれてくる。

 
こうした環境は海外移住ならではの醍醐味だと思う。

2.日本で培った価値観や考え方をいったんリセットしたかった

キリスト教の人だったら聖書、イスラム教であればコーランを行動規範としている。では無宗教と言われている日本人は?

 
自分はこれに海外に出てから気づいたが、日本人は常に「世間様」という見えない神様を行動規範にしている。

 
日本人は「世間に顔向けできない」「世間に迷惑をかけた」等の言葉があるように、常に周りの反応を自分の行動規範にしているのだ。

 
つまり、日本という国自体が「世間様」という神様を信仰の対象としている大きな宗教団体のようなものだ。

 
自分がしたいことより他人の眼を気にする文化、価値観。

 
もちろん、それがすべて悪いことではなく、その文化によって日本の治安や世界の中で一流のサービス業が成り立っている面もある。しかし、他人の眼を気にしすぎて、自分のやりたいことを我慢する文化の中に個人の幸せがあるとは思えない。

 
そういう意味で、個性がぶつかり、自分の意見をきちんと持ち、主張することが当たり前の環境の中で勝負したい。日本で幼い頃から植えつけられた自分の中にあるこの価値観をぶっ壊してやりたいというのが、海外移住の2つ目の理由だ。

3.国境の意味がなくなりつつある世界で日本でしか働けないのはリスク

英国のEU脱退や米国のトランプ氏の大統領選の勝利など、グローバル化と呼応するようにナショナリズムが台頭しているが、どんなに昔を懐かしんでも世界のフラット化を止めることはもう出来ない。

 
日本も超高齢化社会に突入し、大きな経済成長は見込めない。労働力確保のための移民や隣国の中国やASEANの経済成長の恩恵を取り込まないと経済を回すことが出来なくなる時代がすぐそこまで来ている。

 
これからの時代は、どの企業も海外進出をさらに加速する。今までの日本は世界第10位の1億人以上という人口を擁し、極東の島国という地政学的リスクからも遠く、さらに日本語という壁のおかげで雇用が守られてきた。

 
しかし、これからは世界の、特にアジアの若い優秀な人材や仕事のIT化というものと競争していかなければならないのが日本の未来だ。

 
自分が活躍できるフィールドを日本だけでなく、世界に広げていかないと本当に生きていけない時代が来ていると感じているし、日本人の若い世代、皆が感じなければならない事だと思う。

最後に

上記の3つ理由から世界を約1年半回った後、興味のある複数の国の会社に履歴書を送って、海外移住を目的に就職活動を始めた。

 
ただ単に「好奇心」と「挑戦」と「危機感」、そして海外で生活するという少しの「憧れ」で海外移住をしてみた。

 
もし、君が日本で「自分の人生このままで良いのかな」「自分はもっとできるはず」と思っているなら、日本を飛び出してみたらどうだろう?

 
海外移住は、もはや特別なことではないんだから。


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